引用 PayPay証券
コロナの影響もあり、支払方法が現金からキャッシュレス決済へと移り変わる中、最も利用者の多い決済方法である”PayPay”。
PayPayはSoftbank系列のスマホに限らず、どのキャリアでも利用可能で、シンプルな操作方法、ポイントも貯められる人気のアプリです。
通常はPayPayポイントを現金化することはできませんが、株式購入を経由することで現金化が可能です。
今回はPayPayポイントを現金化する方法について解説していきます。
「PayPayポイントを何とか現金化したい」
「現金化するやり方を詳しく知りたい」
上記のような悩みや疑問を頂いている人は是非参考にしてください。
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目次
PayPayポイントは換金・現金化できる?
PayPayを利用して貯まるPayPayポイントは、結論から言うと直接現金に換金することはできません。
PayPayポイントは基本的に「貯める」「運用する」「支払に使う」の3種類で、PayPayアプリ内の運用は、既に設定された以下の5つのコースから選んで運用をするというもの。
- 金(ゴールド)コース:SPDR Gold TrustというETF
- テクノロジーコース :AppleやMicrosoftなどの代表的な企業100社に分散したETF
- スタンダードコース :最も人気のあるETFの一つ米国企業500社に分散したETF
- チャレンジコース :スタンダードコースの約3倍の値動きを目的としたETF
- 逆チャレンジコース :チャレンジコースの変動と逆方向に値動きをするETF
ただし、上記コースでの投資はあくまでもPayPayポイントで運用をして、売却したとしてもPayPayポイントで返ってくるので現金化は出来ません。
しかし、PayPay資産運用を利用することで現金化が可能です。
上記で解説をした「PayPayポイントの運用」と「PayPay資産運用」は似ていますが全く異なるのでご注意ください
次章より詳しく解説をしていくので参考にしてください。
PayPayポイントを現金化する方法・手順
前述した通り、PayPayポイントは従来現金化できません。
しかし、PayPay資産運用で一度株式を購入して、再度株式を売却することで事実上現金化することが可能です。
少し手間をかける形になりますが、PayPayは非常に操作性がシンプルです。
以下で詳しい手順・方法について見ていきましょう。
PayPay資産運用の口座を開設する
PayPay資産運用とは、PayPayマネー、PayPayポイントを使って簡単に”資産運用”ができる便利なサービスです。
100円から取引が可能で、90銘柄以上のコースから運用方法を選択できます。毎回ID、パスワードの入力も必要無く、PayPayからスムーズにログインが可能です。
資産運用をする上で、まずは証券口座の開設が必要となります。以下に口座開設の手順を画像付きで解説しているので参考にしてください。
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口座開設をする前に必ず本人確認書類、マイナンバーを用意してから口座開設を行いましょう。
PayPay資産運用で株式を購入する
口座開設が完了したら、次は株式を購入していきます。
PayPay資産運用には、大きく3つのジャンルに分けられた株式の購入が可能です。
- 米国株
- 米国ETF
- 投資信託
米国株はアメリカの代表的な企業AppleやMicrosoft、Amazonなどの一つの企業に投資をして運用を行います。
その他もアメリカを代表する企業がラインナップしています。
ただし、1社にしか投資をしていない状況なので、業績が悪ければ株価は下がるのでリスクも少し高い点には注意が必要です。
米国ETFは、米国株の1つの企業に投資をするのではなく、数社から数百社もの企業に分散投資をして運用をする方法になります。
1社への投資とは異なり、数社の業績が悪くても、その他の業界の異なる企業がカバーしてくれるため、リスクが分散されています。
中でもアメリカの有名企業500社へ分散投資をしている”スタンダードコース”や勢いのある米国100社へ分散投資している”テクノロジーコース”は投資者からも人気の高いETFになります。
最後の投資信託は、運用会社が目標設定した値動きに近付けた運用を行う投資方法になります。
日本ではこの投資信託が人気で利用者も多いのが特徴です。
中でもeMAXIS Slimシリーズが手数料も低い事から人気が高く、代表例は”全世界株式コース”や”米国株式(S&P500)シリーズ”などがあります。
PayPayポイントを即現金化したい場合は、購入してすぐに売却できるものは米国株か米国ETFになります。
投資信託は購入から売却までに手続きの関係でタイムラグがあるので、手続き期間で値動きあった際に多少のリスクにさらされてしまうので注意が必要です。
それぞれの特性を理解したら、実際に購入方法の解説をしていきます。
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購入方法は非常に簡単で、直感的に操作しやすいので安心して取引が出来ます。
株式を売却してPayPayマネーを得る
購入した株式を次に売却していきます。手順は以下の通り。
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この売却の際に得られるお金はPayPayポイントではなく、”PayPayマネー”として貯まります。
PayPayマネーはPayPayカードからチャージした際などの貯まる実際のお金を使用した際に得られるお金で、ポイントと異なり、現金に戻すことが可能です。
PayPayマネーを現金化する
株式を売却してPayPayマネーを獲得したら、後は銀行口座に出金することで現金化が完了します。PayPayマネーを現金化する手順は以下の通り。
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手続きが完了すると振り込み予定日が記載されるので、内容を確認し振込日まで待ちましょう。
PayPayポイントを現金化・換金する際の注意点
ここまでPayPayポイントを現金化する方法について解説をしてきましたが、リスクやデメリットについても抑えておきましょう。
本章では以下について解説をしています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
短期売買でも価格変動はある
現金化をする上で、株式の売買は必要不可欠です。ですが、株式は日頃価格が変動している為、一瞬の間に価格が変動する可能性もゼロではありません。
株式を購入してすぐに値下がりをしてしまうと損をしてしまう可能性があります。
大きく損をする可能性は低いですが、現金化をするだけが目的であればなるべく値動きが少ない商品を購入して売却するようにするとリスク回避にもつながります。
断言はできませんが、米国株よりも米国ETFなどの分散投資型の商品を購入⇒売却がおすすめです。
取引手数料が発生する
PayPayマネーの入出金は手数料無料ですが、株式を購入する際に取引手数料がかかります。
アメリカの証券取引所の情報、市場価格を参考に「基準価格」が算出され、取引額に応じて手数料が割り振られます。
日本時間で23:30 ~ 6:00(夏時間:22:30 ~ 5:00)は、「基準価格」に0.5%を乗せた価格、上記以外の時間帯は「基準価格」に0.7%を乗じた価格が手数料として加算されます。
また、アメリカと日本では、通貨が異なることから為替レートによる損得も発生するので注意しましょう。
PayPayマネーを銀行口座に振り込む際にも手数料がかかる
株式の売却を行ってPayPayマネーを獲得し、銀行口座に振込手続きを行う際にも手数料がかかります。
PayPay銀行以外で出金を行う場合、一律100円、PayPay銀行であれば手数料は無料です。
もし少しでも現金化するお金を減らさないようにするのであれば、PayPay銀行の開設はマストです。
そもそも普通にPayPayとして利用しても良いかも!?
PayPayはソフトバンクとヤフーが設立したPayPay株式会社が運営する電子決済サービス。
登録が簡単で、支払いのポイント還元率も1.0%前後である為、電子決済のメインとする方が非常に多いです。
2023年6月時点では登録者数5,800万人を突破、加盟店舗数も300万店舗以上と、電子決済の中でも凄まじい勢いで拡大を続けています。
PayPayの魅力は、毎週月曜日に更新される「週替わりクーポン」や年に数回開催される「超P祭」など、ソフトバンク系列のサービスを利用していない方でもお得にお買い物ができるキャンペーンが豊富です。
今回PayPayポイントを現金化する方法について解説をしてきましたが、PayPayポイントを商品の支払いにあてることもできるので、わざわざ現金化しなくても利用方法は幅広いです。
緊急で資金が必要であったり、別の口座に貯金をしたいなどの理由が無い限りは、手数料も無駄にかかってしまうので、現金化は極力避ける様に運用しておきましょう。
電子決済サービス関係をまだ一つも始めていない方は、まずは簡単な操作でお得度の高いPayPayを使用してみるのがオススメです。
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